サステナビリティ
SUSTAINABILITY
サプライチェーンマネジメント
考え方と体制
EKKグループでは、5つの事業分野で多岐にわたる製品を製造しており、お客様の業界によって関連法規制や求められる仕様が異なります。このため、お客様の要求に応えることができるよう、パートナー企業様との共存共栄の関係を維持していくことが重要となります。現在、EKKグループは約1,350社をパートナー企業として登録しており、原材料、金属部品、樹脂部品等のメーカーや、各種の加工・表面処理・組み立て等の委託先など、多岐にわたるパートナー企業様と取引を行っています。EKKでは、調達活動における企業の社会的責任の考え方、基準を「調達方針(調達基本方針・CSR調達ガイドライン)」にまとめ、Webサイトで公開するとともに、その内容をパートナー企業様へ説明し、ご理解いただいた上で取引を開始しています。
2022年4月には「調達方針(調達基本方針・CSR調達ガイドライン)」の見直しを行い、パートナー企業様との取引において、CSR調達セルフ・アセスメント、人権デュー・デリジェンスを進めています。グリーン調達に関しては、EKK独自の「EKKグリーン調達ガイドライン」制定し公開しています。これらのガイドラインの中では、当社の調達活動に関する姿勢を整理するとともに、パートナー企業様に対するお願い事項を明らかにし、ともに信頼関係を築きながら公平・公正な調達活動を行うことを明示しています。
また、サプライチェーン全体の共存共栄と規模・系列等を越えた新たな連携、公正な取引慣行を推進する「パートナーシップ構築宣言」に賛同し、2021年4月に宣言を登録しています。
サプライチェーンにおけるリスク管理
EKKグループでは、大規模災害等により調達が寸断された場合でも、事業継続が可能となるよう、各事業部・事業統括室を通じて、パートナー企業様のリスク把握を進めています。例えば、ハザードマップ等を用いて災害リスクの高い立地にパートナー企業様の事業所がないか、災害時に道路が寸断されて物流が滞らないか等の確認を行っています。
また、特定のパートナー企業様からの納入がストップした場合でも生産を止めないために、代替のパートナー企業様を確保したり、一定量の在庫を確保するなどの備えも進めています。また、一部の原材料・部品に関しては、海外でリスクが発生した際に国内や海外他地域から融通できる体制も整えています。
現在、こうしたリスク情報を含めたサプライチェーン情報の一元管理システムの構築を行い、災害発生時等には短時間で情報把握を行っています。