サステナビリティ
SUSTAINABILITY
環境への取組み
わたしたちEKKグループは社会を構成するメンバーの一員として、持続可能な社会の実現に向けて取り組むことは企業の責務であると考えています。国内ではすべての拠点でISO14001を取得し、統一された環境マネジメントシステムを運用しています。
考え方
EKKグループの主要製品であるメカニカルシールには、機械の中で使用される油等の液体やガス等の気体が機械の外に漏れ出すことを防ぐ役割があります。こうした液体・気体の漏えいは環境汚染につながるため、高品質・高性能な製品を提供することが、環境保全に貢献すると考えています。
また、各事業特有の環境問題・各規制も考慮し、EKKグループの製品・技術がこれらの規制課題を解決すべく、研究開発を進め、製品の性能向上に結びつけています。
さらに、製品を製造する工程においても、環境負荷をできる限り低減するさまざまな取り組みを進めています。
環境マネジメント
EKKグループは、環境方針を掲げて環境保全活動に取り組んでいます。国内すべてのグループ会社でISO14001の認証を取得し、統一された環境マネジメントシステムを運用しています。
環境法規制の順守
毎年、EKKグループに適用される環境法規制を特定し、半期ごとにその順守状況を確認しています。2021年度、環境法規制違反に該当する環境事故はありませんでした。なお、フロン機器の簡易点検が必要なものが1件見つかったため、適切に対応しました。
また、環境事故や災害が発生した場合の環境汚染を防止するため、緊急時の対応手順を定めています。生産拠点では、定期的に緊急事態対応テストを実施して対応手順に問題がないかを確認し、緊急事態発生時の体制を整えています。

(イーグル工業(株)ESMカンパニー)
環境内部監査・環境パトロール
毎年、すべての部門を対象に内部監査を実施しています。内部監査員の有資格者は約260名で、内部監査の開始前に内部監査員教育を実施し、年度の重点監査項目や確認のポイントを教育しています。また、内部監査員のスキルアップ及び監査の精度向上を図るために、事業場を横断した内部監査も進めています。
また、国内全生産拠点を対象とした環境パトロールを年1回実施しています。安全環境品質管理室・安全環境管理部から担当者が生産拠点を訪問し、現場(産業廃棄物、油類、薬品類の管理等)の確認・指導を行っています。
環境教育・環境意識向上
全従業員に対して年1回の認識教育を実施しています。
全社統一のテキストを用いてEKKグループの環境保全に関する考え方や取り組みを共有するとともに、環境に関するトピックも織り込んで教育を行います。
また、社内のポータルサイトに電力使用量等を公開し、環境意識の向上に役立てています。

環境に関する重要課題|各テーマへの取り組み
気候変動対策
日本政府のカーボンニュートラル目標の達成に貢献するため、製品においては省エネルギー、環境負荷低減を実現する環境貢献型製品の開発、生産においては再生可能エネルギー(太陽光発電)の導入、省電力化に取り組んでいます。
生産拠点では、省エネルギータイプの空調設備やコンプレッサーへの更新、LED照明への切り替え、圧縮エア漏れ対策等により、エネルギーの効率的な利用を進めています。
営業支店では、社用車使用時のエコドライブの推進、ミーティングでの走行距離確認等により燃費の維持・向上を図っています。また、従業員一人ひとりが昼休みの消灯やパソコンのエコモード活用等に取り組んでいます。
2021年度はCDP気候変動質問書に回答し、気候変動への取り組みについて開示しました。

産業廃棄物の削減、リサイクル
環境目標でリサイクル率98%以上という目標を掲げて活動しています。産業廃棄物の中には、その成分によってリサイクルが難しく埋立処分されているものもあるため、それらの詳細を分析し、リサイクルが可能か検討を進めています。イーグルブルグマンジャパン㈱では、ゴム製品の研磨に使用した研磨石をリサイクルできるようになりました。

水資源の保全
各事業場で、環境法規制に従って水質や土壌等の監視を行っています。
製造工程では、設備の冷却と洗浄工程で特に水を多く使用します。冷却水は循環させて利用し、洗浄工程でも水を使わない溶剤系への切り替えを進め、水使用量の削減に取り組んでいます。

生物多様性の保全
各事業場では、敷地内の植栽を定期的に点検し、外来生物法によって特定外来生物に指定されている植物が生育していた場合には、適切な方法で防除しています。
また、「経団連生物多様性宣言・行動指針」に賛同し、持続可能な社会の実現のために今後も生物多様性に配慮した事業活動に取り組みます。

(イーグルハイキャスト(株))