サステナビリティ
SUSTAINABILITY
CSR調達の取り組み
イーグル工業株式会社とグループ各社(以下、EKKグループという)は、パートナー企業様との法令順守、共存共栄、人権尊重等の方針のもとにESG課題の解決のため、CSR調達の推進に取り組んでいます。
2022年4月に「調達方針」を改訂し、パートナー企業様との取引において、CSR調達セルフ・アセスメント、人権デュー・ディリジェンスを進めることでサプライチェーンマネジメントの強化を行っております。また、グリーン調達に関しては、2022年4月に「EKKグリーン調達ガイドライン」を新たに制定し公開しており、環境問題をはじめとする社会課題の解決に向けた技術の開発や環境保全活動の各種施策に取り組んでいます。
今後もステークホルダーの皆様とのコミュニケーションを継続し、CSR調達を推進していきます。
尚、EKKグループとの取引におけるコンプライアンス上の疑問等に関する相談窓口(苦情処理メカニズム)を当社ホームページに設置しております。
パートナーシップの構築
2021年4月に内閣府・中小企業庁・全国中小企業振興機関協会が主管する「パートナーシップ構築宣言」の取り組みに賛同し、宣言を行いました。パートナー企業様や価値創造を図る事業者の皆様との連携・共存共栄を進め、共に成長できる持続可能な関係構築に積極的に取り組んでいます。

「パートナーシップ構築宣言」ポータルサイト (biz-partnership.jp)
イーグル工業株式会社 パートナーシップ構築宣言文
ホワイト物流への賛同
2023年10月に国土交通省が主管する「ホワイト物流」推進運動の取り組みに賛同し、宣言を行いました。物流事業者様と相互理解の下に連携し、物流の効率化や生産性向上に向けて積極的に取り組んでいます。

「ホワイト物流」推進運動ポータルサイト (white-logistics-movement.jp)
イーグル工業株式会社 「ホワイト物流」推進運動 持続可能な物流の実現に向けた自主行動宣言
調達方針に基づく社内教育の実施
日本国内のビジネスユニット及びグループ会社の調達関係者を対象とした人権尊重に関する情報の共有、下請法等各種法令と調達方針に基づく理解度チェックと教育を毎年実施しています。
これらの教育等で得られた知識を基に、パートナー企業様と協力しながらCSR調達の浸透に努めています。
2022年度実績 | 2023年度実績 | 2024年度実績 |
---|---|---|
116名 | 104名 | 141名 |
調達方針説明会の実施によるパートナー企業様とのエンゲージメント
パートナー企業様にご参加いただき、方針説明会を開催しています。
パートナー企業様には、EKKグループの事業状況(生産販売・品質・調達)、CSR調達に関する状況と方針を説明すると共に、日本政府公表の「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」を基にした、企業における人権尊重の重要性を説明し、出来ることから取り組んでいただけるようお願いしました。
EKKグループとしましては、より一層パートナー企業様と連携し情報を共有しながら、ステークホルダーの皆様のご期待に応えるべく、CSR調達の推進に取り組んでまいります。
2022年度実績 | 2023年度実績 | 2024年度実績 |
---|---|---|
58社・89名 | 111社・169名 | 110社・164名 |
CSR調達セルフ・アセスメントの実施
ステークホルダーにおける課題に対して真摯に取り組むために、対象となるパートナー企業様に対して”CSR調達セルフ・アセスメント質問表(SAQ)”を用いた方針・体制・取組みなどを確認し、課題に対する改善に積極的に取り組んでいます。
なお、2023年度からは、EKKグループの海外子会社と取引のあるパートナー企業様にも対象を拡大して、実施しています。
確認項目 | コーポレートガバナンス、人権、労働、環境、公正な企業活動、品質・安全性、情報セキュリティ、サプライチェーン、地域社会との共生 |
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ステップ1 | CSR調達セルフ・アセスメント質問表(SAQ)の評価結果より課題を抽出 |
ステップ2 | デュー・ディリジェンスプロセスにより、リスクの特定、改善、評価、情報公開を実施 |
人権デュー・ディリジェンスの実施
「国連 指導原則」「OECD(経済協力開発機構)多国籍企業行動指針」及び「ILO(国際労働機関)多国籍企業宣言」をはじめとする国際スタンダードを踏まえた人権尊重への取り組みにおいて、”CSR調達セルフ・アセスメント質問表(SAQ)”により確認された課題に対して、下記に示すプロセスを通じてデュー・ディリジェンスを実施し、確認されたリスクについては、最小化又は防止するための努力を尽くすことを最優先として取り組んでいます。

CSR調達セルフ・アセスメントに関する状況
1.CSR調達セルフ・アセスメント質問表(SAQ)項目別平均得点率
項目 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|
コーポレートガバナンス | 72% | 69% | 72% |
人権 | 69% | 68% | 73% |
労働 | 83% | 79% | 82% |
環境 | 76% | 74% | 75% |
公正な企業活動 | 77% | 73% | 76% |
品質・安全性 | 86% | 84% | 85% |
情報セキュリティ | 83% | 80% | 82% |
サプライチェーン | 71% | 70% | 74% |
地域社会との共生 | 71% | 69% | 74% |
総合 | 77% | 74% | 77% |
2.CSR調達セルフ・アセスメント質問表(SAQ)評価別社数
評価ランク | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|
A ランク維持(レベルアップに取組む) | 471社 | 441社 | 439社 |
B ランクアップ要(自主改善) | 139社 | 213社 | 190社 |
C 未実施事項の改善推進(改善・指導) | 79社 | 107社 | 64社 |
合計 | 689社 | 761社 | 693社 |
2024年度の評価ランク「C 未実施事項の改善推進(改善・指導)64社」に関しては、対象のパートナー企業様と連携しながら、確認されたリスクの改善に取り組んでいます。