EKKテクノロジー

EKKテクノロジー

Material Technology (SiC,Carbon)材料技術(SiC,カーボン)

メカニカルシールの摺り合う箇所は、その強度、耐摩耗性などを考慮し、非常に重要な要素の一つであることから、セラミックスが使用されています。
当社では、特に、炭化ケイ素(SiC:シリコンカーバイド)やカーボンを利用し、その研究開発を行っています。

SiC (Silicon Carbide; 炭化ケイ素)の特徴

  • 高硬度 … ダイヤモンド、ボロンカーバイドに次ぐ硬さを有する
  • 耐摩耗性 … 超硬合金よりも高い耐摩耗性
  • 低摩擦係数 … 超硬合金のおよそ半分→シール寿命が大幅に延長
  • 耐熱性 … 大気中で約1600℃を有する
  • 耐食性 … 化学的安定度が極めて高く、幅広い腐食性流体に適用可能
製法 特徴 組織写真 特徴
反応焼結SiC SiC+Cの成形体にSiを溶浸し、反応させてSiC+Siの組成にしたもの 反応焼結SiC 気孔率を低く抑えることができ、強度のばらつきも低く、寸法制度が確保し易い材料です。
特殊転換SiC カーボン基材にSiを溶浸し、反応させてSiC+Siの組成にしたもの 特殊転換SiC カーボンによる自己潤滑性があるため、優れた摺動特性を得ることができます。
常圧焼結SiC SiCの粉末を成形し、無加圧で焼結したもの 常圧焼結SiC 通常の粉末冶金の手法でもあり、大量生産に最も適した製法です。
SiCの含有量を多くすることができるので、SiCが有する優れた特性を最大限に発揮可能な材料と言えます。
ポーラスSiC 常圧焼結SiCに気孔を分散させたもの ポーラスSiC 積極的に気孔を分散させることで、摺動面に流体を保持することが可能となり、潤滑性を確保し、低トルクを実現可能です。

カーボンの特徴

  • 軽量 … 比重 約1.8→アルミの2/3, 鋼の1/4
  • 熱特性 … 熱膨張係数 約4.3×10-6/℃→アルミの1/5, 鋼の1/3
  • 熱・電気伝導性 … 約120W/m・K→鋼の2倍
  • 耐薬品性 … 強酸性物質以外には不活性
  • 自己潤滑性
種類 組織写真 特徴
モールドカーボン モールドカーボン 低温域での熱処理により、バインダー分を残したカーボン。気密性に優れ、強度が大きい。EKKオリジナルカーボンであるため、用途に応じた特性を付与することが可能です。
焼成カーボン 焼成カーボン 焼成により、バインダー分を炭化させたカーボン。内部に貫通気孔は存在せず、含浸を必要としません。EKKオリジナルカーボンであるため、用途に応じた特性を付与することが可能です。
無含浸カーボン 無含浸カーボン 無含浸であることから、耐熱性, 耐食性, 自己潤滑性などカーボン本来の性能を発揮します。
樹脂含浸カーボン 樹脂含浸カーボン 従来の黒鉛・炭素に依存する構造から自己潤滑性を有する樹脂を含浸することで、高温条件・乾燥条件での使用が可能となります。
金属含浸カーボン 金属含浸カーボン 種々の金属をカーボン気孔中に含浸することで強度・熱伝導率・電気伝導率を向上させることができます。