事業内容

世界が求める最上のシーリングソリューションを
最高レベルの技術・体制でお届けします
イーグルブルグマンジャパンは、製造はもとより、設置、運転、メンテナンスに至るまで、シールに関するさまざまなご要望や課題に対し、高度な技術力と万全のサービス体制で一貫して最適なソリューションをご提供します。
メカニカルシールとは?
メカニカルシールは、ポンプやコンプレッサーなどの回転機械の動力を伝える軸部分(シャフト)に設置されるパッキン部品の一種です。
自動車、船舶、ロケット、産業プラント用設備から住宅用設備まで、様々な場面で使用されています。その役割は、機械で取り扱われる水や油などの流体が機械の外部(大気中・水中など)への漏れを防ぐことで、環境汚染の防止、機械の運転の効率化による省エネ、さらには機械の安全にも貢献しています。







メカニカルシールの特徴
-
シールが無い場合
軸部分と機械のすき間から、液体が漏れ出してしまいます。
-
グランドパッキンの場合
スタッフィングボックスに詰め込むタイプのグランドパッキンは、液体の漏れを防ぎますが軸回転の動きを妨げやすく、軸やパッキンが摩耗します。使用のためには潤滑剤が必須です。
-
メカニカルシールの場合
メカニカルシールは軸の回転動力を損なわず、液体漏れがほとんどありません。高圧力や高回転といった厳しい条件でも使用可能。摩耗が少ないため傷みにくく長く使用できます。
対象業界
多種多様な業界へ当社のソリューションを提供しています。油田、パイプライン、石油精製、化学、鉄鋼、電力、医薬、水・河川・灌漑、食品・飲料など、あらゆる産業分野で、確かな品質と技術力で安定稼働を支えます。
技術紹介
-
ラップ加工
工業用としては超精密部品の最終仕上げ工程で行われ、工作物とラップ工具の間にラップ剤を介入させ表面をミクロン単位でわずかに削り取る加工方法です。この技術により、メカニカルシールの摺動面(しゅうどうめん)と呼ばれる相対的に滑りあう端面に適切な隙間を保ち、高性能・長寿命を実現しています。端面の内外径の高さの差は最大でも1ミクロン以下で、手のひらサイズの摺動面を直径200メートルの円に換算した場合、わずか1ミリメートル以下という精度を誇ります。
-
金属加工
NC旋盤・マシニングセンタ・複合加工機など、さまざまな工作機械を用いた金属材料の切削加工技術を保有しています。多種多様な当社製品に対応するため、鋼鉄、ステンレス、チタンなどをミクロン単位の精度で表面の凹凸を最小限に抑え、部品同士の密閉性を高めます。
-
機械組立
手のひらから人の背丈以上のサイズまでの様々な当社製品を同じ精度で組み立てることができます。また、取引先への据え付け、長年使用した製品のメンテナンス・修理を組立技術者の高い技能により可能にしています。
-
溶接
製品の金属部品の手盛り溶接、精密部品の溶接にはTIG(ティグ)溶接を用いています。TIG溶接は精度が高く、特に美しいビード(溶接部分の形状)を得られる点が大きな特徴です。 シールドガスを使用することで酸化を抑え、非常にきれいな仕上がりが実現できます。